私の2019年

 

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私の2019年

 大家好!最近过得怎么样呢?

 ご無沙汰しています!皆様いかがお過ごしでしょうか

 ついに、私の留学まとめを書く日が来ました。

  帰ってきてからもうすぐ2カ月になってしまうのですが本当に言葉がまとまらなくて、どうしたら上手く伝えられるだろうって毎日お風呂で考えては振出しに戻っていました(笑)

(お風呂って色んなアイデア浮かぶのにすぐ消えちゃうんですよね笑)

 

 結局まとまったのかといわれると正直微妙なところではあるのですが、3月にもなり「書くなら今だ!」とふと思いついたので、今の私なりの言葉で徒然なるままに書き記したいと思います。

  相変わらず読みづらい部分も多々あるかとは思いますが、私の学んだこと、感じたこと、精一杯お伝えしたいと思いますので、一読いただけると幸いです。

 

 

大まかな一年

私の2019年、まとめるとこのような感じでした。

 

①2月~6月前期→環境順応期間

②7月~8月夏休み→充電+やる気向上期間

③9月~1月後期→挑戦期間

 

  • ①は前にも書いたのですが、初めての留学ということもあってか終始右往左往で、本腰を入れて自分のしたいことをするというよりは北京という場所や大学に慣れて、友人を作って、自分の居場所を作る、というような期間だったように思います。
  • ②の期間はずっと日本に帰っていました。賛否両論あるとは思いますが、私は帰ってくる選択は間違いではなかったかなと思います。前期にあったことを落ち着いて自分の中に落とし込み、分析して次はどうしたらいいかなと考える時間があったのはとても大きかったです。ラッキーなことに通訳をさせていただける機会も頂きました✨毎度のことながら無い鼻をボキボキと、へこむほど折られたので雑草魂が生き生きと蘇りもしました(笑)(しかもたまに帰らないと私友達に忘れられそう?!という懸念があったので、友達にも生存確認できました笑)
  • ③さあここの期間ですが、一番充実していました。充実しすぎて前期よりも時間の進みが早いような気がしました。環境にも慣れ、中国語もある程度できるようになったこの時、私のなかではあることがふつふつと沸き上がっていました。

 

「私はここに何をしに来たんだ?!勉強だ!!!通訳!!翻訳!!言語学!!!やるなら今でしょ!!!」

 

ということでやっっっと hunker down (本腰を入れる)期間に入りました。

 

 

後期

 前回の「後期こんなことしてるよ!」でも授業内容はまとめたんですが、とにかく楽しかった。。。通訳・翻訳専門(中英)の授業は私の中国語レベルが足りなかったので出られなかったのですが、中英比較論で結構翻訳をする機会があったので、頑張りました。(笑)

 英語史も本当に面白くて深い…私が所属していた学部は言語学を専門にしている学生たちの学部だったので、「言語学者として英語史を考えなさい」という教授の言葉がなんとも印象深くて(専門的な授業をとるのが初めてだったので)、その場にいられることがすこし誇らしく感じました笑。

 

これは英語史を学んでいてすっごく面白かった学びです✨

すこし専門的にはなりますが、もしよかったら読んでください...!↓

*1

 

 あと中国語のクラスもレベルアップして、ディスカッションできるようになって、作文から小論文が書けるようになり…自分でいうのもあれですが、各授業を通して少しずつ中国語が伸びているのが自分でもわかって嬉しかったです!(前も言ったかもしれない笑)

 

 

変わったこと

 さて、本帰国して約二カ月になるんですが、留学後変わったことは何かあるか、と自分で考えてみました。

多分そんなに変わってない、が答えです笑

 まぁ一年、しかも途中で一回帰国してるので、そこまで大きな変化はないですね。

 ただ、いい意味で(?)ちょっと適当になったというか、考えすぎなくなった部分があります。前からビビりだったのがなんていうんでしょう、どんと構えられるようになった?そんな気がします。

 

 

私から見た中国北京

 ここはもう主観も主観なので、へぇ、そう感じたのか、ぐらいに思っていただけると...!

データも証拠も全くないのですが、私が肌身で感じた北京です!

(※全シチュエーションに当てはまるわけではありません)

 北京で感じたことは、

Everybody is living to the full!!!(みんな「本気で」生きている!)

ということでした。「じゃあ日本人が本気で生きてないのか?」と思われる人がいらっしゃるかもしれませんが、そういうことではないですよ!笑

 新興工業国といわれる中国。世界的に見てその立ち位置は「先進国」には当てはまらないのかもしれません。しかしGDP成長率や人口などどの国にも劣らない、今まさに「勢い」のある国です(新型コロナの流行があり今は不安定気味ですが💦)。

 人口が単純に日本の10倍あるんです。想像してみてください、今あなたのいる部屋に10倍の人数がいます。試験だって就活だって10倍の人数を相手にしている(細かく言うと違うかもしれませんが)。だからこそ生き残るためには「本気で」なくてはいけない、その熱量を感じ取ったのかなと自分で解釈しています。

 

 

私の出会った人

 私の留学でよかったこと、人に恵まれたことです。

 出会ったすべての人に本当にお世話になりました。ルームメイトは留学というストレスが少なくない環境での大きな支えになってくれいつでも親身に真剣に私をうけとめてくれて笑顔にしてくれましたし、クラスメイトはいつでも私を刺激してくれて、みんなから勉強への姿勢を学びました。先生方からは知識だけでなく学ぶことの面白さ・これから進むべき道へ向けての心構えなど知識以上に大切なことをたくさん教えていただきました。

 この「人運」がなかったら私の留学、こう上手くいかなかったでしょう。

 

後悔二つ

 ただ...!ただ、そんな私の留学にも後悔が二つほどあります…!

一つはSNSからの脱却失敗」

 みなさんもあれ?と思われたでしょうが、そうなんです、このSNS中毒者はやめることができなかった…。留学

 


に行く前あれほど堂々と宣言したのに本当にお恥ずかしいばかりです。けど、脱却しないならしないでもっと思い出を細かく残せばよかったのではないか??!とかずっと後悔してます(笑)今更おそいんですけどね。

もう一つは「北京観光できてない!」

 私南京、上海、ハルビン、天津…と結構色々行ったんですが、なぜか北京内を全く観光できておらず、北京ダックを食べたのも一年いたのに一回だけ、まさかの万里の長城にも昇っていないという...!何たる失態…なので一緒に北京で観光してくれる人募集中です(泣)今ならAIRIの中国語通訳付き(?)笑

 

 

最後に

 という感じで私の留学は終わりを迎え、今は家にいます。最近はお洋服屋さんでアルバイトを始めました!(いわゆるアパレルってやつですね)お洋服扱うお店で働くの初めてなのですが、すごく楽しいです!面白いのが店員さんは服を「この子」って呼ぶんですね。最初はすこし不思議に思っていたのですが、扱っているうちに愛着がわいてしまうということがわかりました。今では私も「この子」って呼んじゃいます(笑)

けどやっぱり言葉って面白いですね、呼び方が変わるだけで愛着を表せるんですよ。

 あ、あと今してることとして、この夏に中国でできた友達が高知に来てくれる予定なので、一緒に海に行って水着を着れるようにダイエットをしています!(笑)かなり本気です🔥

 という風に普通の日々が始まってはいるのですが、今でも昨日のように中国にいたころを思い出します。本当に一言で表せず、すんごく長くなってしまいました。ここまで読んでいただいた方がいらっしゃったら本当にすみません&ありがとうございます。けど中国に対する世間の風当たりが強くなっている今だからこそどうしても中国を直接見たものとして、私を成長させてくれた、大好きな中国のことをお伝えしたかった次第です。

 

これからまた忙しい日々が始まりますが、この一年で得たどんとした心構えで邁進してまいります!まだまだ至らぬ点も多くありますが、応援していただけると嬉しいです😊

あと皆様!コロナの脅威は高知県にも迫ってきたほどです...!ご自愛くださいね!

非常感谢大家读到最后!保重自己!

再见! AIRI

 

 

*1:中でも一番面白かったのは、古英語の仕組みです。もともと格変化が現代英語の何倍も複雑でもっと体系的だったためになんと文法が今の英語ほど固定されていなかったんです!!!例えば日本語は助詞(~が、~は)があるので、どれが主格で目的格で属格で…というのは分かりますよね?(私たちは母語話者なので普段意識せずに話しています)だから固定された文法でなくても伝わるんです。「昨日りんごをケンが食べた」、「ケンがりんごを昨日食べた」、等々(強調される場所であったり多少のニュアンスは変わってしまいますが意味が伝わらないことはありません)。この現象が古英語でも起こっていたんです!!なるほど、なんて深いんでしょう…ただ、複雑性というものは時代を経てどうしても薄れてしまうので、その性質は現代英語では見られません…。これスラヴ語族とかはどうなんでしょうかね??✨また調べてみたいものです。

後期こんなことしてるよ! in Beijing


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みなさん、ご無沙汰しておりますAIRIです!いや、ご無沙汰しすぎていますね💦

何も投稿していなさ過ぎてついにはおばあちゃんからリマインドが来てしまいました!(笑)

ごめんなさい!!

 

ということで、かなり時間が経ってしまいましたが、最近AIRIはどうしているのか、について簡単にまとめたいと思います!

 

後期はどんなことしてるの

 

はい、後期の授業ですが、前期よりもさらにレベル・パワーアップしました! (前期ではたまたま易しい授業しかとっていなかったのかもしれませんが)

今回の授業はこんな感じ(学部をまたいで取っているので時間割は自作です(笑))

 

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後期の時間割

 

英語の授業は私が好きな授業を好きなだけ取ることができるんですが、とり方がへたくそで大方が週の前半にかたまってしまうという…

少ないと思われる方もいらっしゃると思いますが、私的には結構充実しております!(笑)

空いた分他のこともできるので、色々チャレンジしてみたりしています。

最近は時間があったら友達とバスケットボールしてますよ!

友達が褒め上手だから楽しくて仕方がない笑

 

授業ではこんなことしてます!

 ※ (    )のなかは後期のchallengingなこと

・Comparative studies on English and Chinese (英語中国語比較論)

翻訳資料を見て英語と中国語では動詞・名詞・形容詞の性質や文構造などどういう違いがあるか学び、自分たちでも考察する

(ここでは意味論がメインに扱われるのですが、正直意味論については触れたことがなかったので概念などなど理解するのが最初は難しかったっ…&この授業の中間テストでは英中翻訳をしなくてはいけなかったんです!!ついに!!!)

 

History of English (英語史)

英語史についてまとめられている本とBeowulf(作品名)やShakespeareなど古英語、中期英語を代表する作品を読み理解を深める

(授業中先生は英語を使って講義してくれるんですが、なんとその英語史の本、中国語なんです…今は大分慣れましたが最初は目がちかちかしてました笑)

 

・Narrative writing in English (英語叙述式筆記講座)

なるべく文学的な英語表現を使ってライティングする

(クラスメートのライティングのレベルが高すぎ&私のライティングがpoorすぎて最初は授業行くたびに心打ちひしがれていたんですが、今は少しずつ追いついていけている、と信じています!!目指せ美しい英語!!)

 

・中国語(DクラスからFクラスになりました✨)

- 汉语 (総合中国語)

- 口语 (スピーキング)

中国語のレベルも前期と比べるとだいぶ上がってきたのではないかと...!内容が複雑でなければディスカッションしたりできるようになりました✨あと英語史のあの「本」のおかげで文章を読む速度も少しずつ上がってきたきがします!笑

(ただ日本語を読むときに中国語の読み方が先に出てきてしまうという副作用がさらに強くなってきました。。。これはまずいので最近日本文学の音読をしています)

※英語の授業は中国人学生と、中国語は留学生と一緒に受けています

 

そういえば皆さん、覚えていますか?私の留学中の目標のうちの一つ…

「「「通訳・翻訳のヒントを得る!!!」」」

今期は嬉しいことに英中翻訳に着目して理解を深める授業だったり、むしろ英中翻訳をする(がメインではないですが)授業だったりがあります!! なんだかんだちゃんと「目標達成ができてる✨」とちょっと嬉しくなったりしています(笑)

 

気づけば留学もあと二か月もないんですね… 最後までいっぱい勉強して帰ります!!

 

最近比较冷吧,大家好好保重自己哦~

再见!

 

ひよっこ通訳見習いが語る通訳作業


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大家好!AIRIです!なんともう前回の更新から二カ月ほどが経ってしまったという…
大変お待たせ致しました。正直に申し上げますとずっとネタ探しをしていました(笑)

 

ですが今回はふと通訳に関することが頭に浮かんだので、自身なりの通訳とは何か、通訳見習いながらに書きとめたいと思います。

 

ちょっと今回の記事は読みづらいかもしれません…

すみません(TT)

 

※まだ通訳見習いとしてもひよっこな人間が書く記事ですので、みなさん暖かい目で見守っていただけたらと思います🙇

 

 

通訳作業とは何なのか


「通訳」、と聞くと大体の人が言語変換作業と考えがちなのですが、実は全く違うんです。
ものすごく極端に、端的に言うと、

「梱包着せ替え作業」

が通訳の本質だと思っています。
皆さんのまわりに「?」が見えるので少しずつ説明しますね(笑)

 

 

シニフィアンシニフィエ

皆さん、↓はなんでしょう?


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私の絵が皆さんを惑わさない限り「リンゴ」と答えていただけるかと思います。


英語だと?「(an) apple」ですよね。他の言語でもこの物体を表す言葉が少なからずあるかと思います。

この物質「🍎」と単語「リンゴ・apple」をフェルディナンド・ソシュールによって定義された言語学的な用語で表すと


・「🍎」→シニフィアン(表されるもの:英signified)
・「リンゴ・apple」→シニフィエ(表すもの:英signifier)
と言います。

 

そしてこれを踏まえた上で、私の中で「言葉」というのは存在する物質🍎や現象⚡(=本質・概念)などを説明する/表すもの(外側)だと考えています。


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私の説明が下手ですみません…なんとなくイメージはしていただけていますでしょうか?

 

そこで私の思う通訳作業「梱包着せ替え作業」に戻ります。

もうお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、私の中で通訳作業はその「本質・概念」を伝えるべく「外側」をAからBへ変換すること、これこそが通訳作業ではないかと考えています。


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この作業自体はその本質・概念が普遍的であること、共通していることが前提として挙げられます。
🍎や⚡、母の日やクリスマスも多くの国では共通している概念かなと思います。

 

 

文化と通訳

 

では、わびさびや飲みにケーションはどうでしょうか?どうやって英語で言うんだろう、と思いませんか?これは自国や地域独特の風習、文化だからですね(後者は比較的簡単でしょうか笑)。

先日橋本美穂さんの講座に参加した際、「キュンキュンする」のような「日本っぽい」言葉を英語でいうとどうなるかを考える時間がありました。いや難しい…(笑)


ここでは通訳者はその言葉/文化の本質(例えばキュンキュンする)を理解したうえで他方の話者の背景内で共通することがら/表現を用いて、もしくは簡易化して伝えなければいけません。

 

Okonomiyaki is something like pancake!」

お好み焼きは、なんかパンケーキみたいなやつ!」


ここでは「外側(言葉)」だけでなく本質をずらさないで文化の変換もしなければいけませんね。あとは必ず「○○のようなものだよ、けど日本では…」という風にその文化に応じて詳細説明が必要かなと思います。

 

「But not sweet at all! We cook the batter with pork or seafood, and put sauce and mayonnaise on it before eating.」

「けど全然甘くないよ!豚肉とかシーフードを入れて焼いて、食べる前にソースとマヨネーズかけて食べるよ」

(お好み焼き=パンケーキはどうしても違和感がありますよね(笑))

 

梱包変換作業に絡めていうと、梱包の形は変えず、ただ色味やデザインは少しアレンジして、最後にはオリジナルに近づけるために手直しをする、といったところでしょうか。


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ここだけたこ焼きなのはご愛嬌(笑)

そうすることで相手の脳内にイメージを描かせることができたら正解かなと!

 

異文化理解と学習

 

では異文化理解、異文化学習の役割とは何でしょう。

文化学習は上記したように文化を説明するときに対応させることができることがらの引き出しを増やすことにつながります。


また目に見えない「文化」の学習も大事です。よくあるのが日本人の「考えてみます」の本当の意味がよく「お断り」を意味するということや、「今日は暑いね・寒いね」という言葉がシチュエーションによっては文通りの意味ではなかったり、です。

 

もちろんすべてがそうと言う訳ではありませんが、私も結構「ん、さっきのは本当はどういう意味だろう」と考えてしまいます(笑)
(これは日本・日本語が高コンテクスト文化というものに属するからだそうです。よかったら調べてみてくださいー!)

 

こういう「目に見えない文化」を感じ取って話を進めることも通訳者として大事なのかなぁと思ったりします。

クライアントの目的を叶えるというのが通訳者の仕事というのをお聞きしてから、より強く感じました。

 

何事も言葉だけではなくて、普段だって雰囲気で会話することってありますよね。

だからこそ通訳者のお仕事、通訳作業というのが「言語変換」だけではないというのをお話ししたかったんです。

 

このように国・地域によってこのような言葉や行動の裏に隠された本当の意味は違うと理解すること、どのように違うのかを知ること、が異文化学習をするうえで通訳をするにあたっては特に大切なのではないかなと思いました。
もちろんどんな場面でもこの学習は重要です!!日本国内だって差異はあります笑

 

 

おわりに


とつらつらとまだまだ通訳者とも名乗れないひよっこが理想を語ってみました(笑)
本当に通訳の方ってかっこいいと思います。意識してもしくは無意識でも言葉も文化もちがう人々の橋渡しをしていると思うと心の底から「ぅわあああああ✨」といつも感動します。
ということで将来は私も「ぅわああああああああ✨」と思ってもらえる通訳者になるべく、頑張ります!

 

再见!

 

びっくり驚き中国生活


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大家好!みなさんこんにちは、AIRIです。

 

最近北京はムーランに出てくるようなお花も咲き始め、春の兆しが見えてきました。
ただまだ寒い、寒いです!!!
日本の南国から来た私にとっては試練です...

 

さて、今日皆さんにシェアしたいお話は前回ちらりと書いていた、

「中国にきてから驚いたこと」です。
いわゆるカルチャーショックのまとめですね。

 

中国と日本、距離は近いようで実は遠い国?!かもしれません。
それではAIRIの北京生活、お読みください!

 

(ちなみにこれからは便宜上「中国は、中国では」という風に表記します。が、この記事はあくまで北京内、また北京の一部地域での生活や驚き、日本との違いをまとめたものです。すべてが「中国」に当てはまるとは限りませんので、予めご了承ください。)

 

中国北京生活驚き~第一弾~
①お財布の要らない生活

 

みなさん、現在では中国で生活するのにお財布は必要ありません。
もちろんお金は必要ですが、現金・カードを持ち歩く必要がないのです。
必要なのは「スマホ」だけ。

 

というのも、中国ではどこへ行っても「電子マネー」を利用することができます。
例えばアリペイ(中国語では支付宝 zhi fu baoといいます)、これは日本でも聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。他にも日本でいうLINEのようなアプリ微信(またはWeChat)内でも口座と連結させてお支払いすることができます。こちらは微信支付/WeChat payといいます。


 中国ではこの二つのアプリどちらかを使っての支払いが主流になっているようです(どの場面でも大体両方使うことができるのですが、一部のネットショッピングではアリペイしか使えないなどたまに使い分けが必要なので、中国で生活するには両方持っているほうが無難)。

 

   この「電子マネー」、どのように機能しているのかというと、自分の銀行口座(中国の銀行口座です!)とスマホにダウンロードしたアプリとを連結させて支払いをするという仕組みです。
お会計時には自分のアプリのQRコードを店員さんに読み取ってもらうか、お店においてあるQRコードを自分でスキャンして支払います。
 また自分でスキャンするときはスキャンした後いくら払うかを自分で入力する場合もあります。大体はお店の人に見せて確認してもらうのですが、お店が混んでいるときなどは店員さんが見ずにどこかへ行ってしまったりするので、「全部払っていない人がいたらどうするんだろう」とたびたび疑問に思います(もしかしたら防犯策があるのかもしれませんが、今のところ情報はここまでです)。

 

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コンビニでお会計の図

 

さらに驚きなのは、本当に「どこでも」この電子マネーが使えること!
スーパーはもちろん、レストラン、市場、コンビニ、自動販売機、改札(Suica in iPhone 的な感覚?)、コインランドリーだって電子マネーです!もはや「コイン」ランドリーじゃありません!
むしろ現金だと自動販売機などで使えなくて不便な時のほうが多いかもしれません(来たばかりで現金しかなかったとき、お会計で現金で払うと言うとめんどくさそうな顔をされたのが今でも印象に残っています笑)

 ただ、地下鉄の券売機で切符を買うときだけは現金じゃないといけないみたいです、どうして??(笑)使える方法が実はあるのでしょうか?
 
 なんにせよ中国のキャッシュレス化、本当に厉害li hai (すごい)です。
 日本にいる時に、北京から留学にきた友達が「僕は現金を使って支払うっていう経験をするのを楽しみにしてたよ」と言っていて、何言ってるんだと思っていたのですが、今になってその気持ち理解できます笑

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マックもこのような機械で注文して電子マネーでお支払いします。

 

②まるで空港?!北京の地下鉄事情

 

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北京の地下鉄

 お次は地下鉄事情についてです。
 北京では地下鉄での移動がとても便利です。しかも東京ほど複雑でもないので迷うこともないかなと思っていたんですが、この方向音痴AIRI、初っ端から迷って逆方向へ...けど、絶対慣れますよね、頑張ります!

 そして、なんと北京の地下鉄では改札を通る前に荷物検査があります(聞いた話では北京だけにあるシステムのようなのですが、他の場所はどうなのでしょう??また中国旅行を通してみてみたいと思います)。
空港でするようにレーン?ベルトコンベヤー?荷物を置いてトンネルみたいなのを通って...とりあえず空港をイメージしてみてください。しかも身体検査もあって、毎回毎回アーチを通って(ほぼ適当なんですが)駅員さんが棒のようなもので身体チェックします。
 もちろん地下鉄利用者もたくさんいるので検査場も毎度こみこみです。ただそのかいもあって、北京の地下鉄は一番安全なんだとか。

 

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荷物検査

 また駅のホームには転落防止のためでしょうか、レール?とホームの間は壁で完全に仕切られています。ちょっとここわかりにくかったらすみません、説明が難しいです(-_-;)
 本当に荷物検査以外は東京の地下鉄と大差ないように感じました。むしろ荷物検査を取り入れたことで安全性が増しているのかも知れません...?


 ということでびっくり驚き中国生活第一弾、いかがだったでしょうか。
 最初にお話した「中国は近いようで遠い国(かもしれない)」、というのも少しは納得頂けたでしょうか??

 今回はここで一旦区切りますが、面白いことびっくりしたこと、まだまだあります。
 私が体感していることを皆さんにも感じてもらえるよう頑張ってお伝えしますので、よければ次回の更新も読んでいただけたらなと思います。
 

  再见!

バタバタ濃密中国生活

f:id:airi_chikamori_in_china:20190304124108j:plain大家好、AIRIです

 中国、北京生活が始まって約二週間が経ちました。
 北京に降り立ってから今まで、ええええ!!と思うようなことがいくつもあり、絶賛カルチャーショック中です。
 二週間という期間も振り返ると早いような、けど、「ん?まだ二週間しかたってないの?」というような気持ちもあり、なんだか不思議な状態です。

 北京に行く前からブログあげるあげる詐欺を繰り返していたことを皆様にお詫び申し上げ、AIRI第一回目の記念すべきブログを開始したいと思います!

 では中国生活の紹介に行く前に、私がどういう経緯で中国、そしてここ北京外国語大学を留学先に選んだのかを簡単にお話したいと思います(Facebook等でご存知の方は次の項目へどうぞ!)。



なぜ中国なのか

 理由は簡単、言語コミュニケーションをとれる相手の人数を増やすためです。
 私は将来通訳者としてたくさんの人を言葉で繋げたいと考えています。大学に入るまでは、英語一本で通訳者として活躍する!たくさんの人を繋げる!と意気込んでいました。

 しかし大学進学後、色々な場面で「英語が話せる」という状態だけでは少し不十分な場面に遭遇しました。
 例えばモンゴルの方と理数科教育に関して意見交換をしたり、チェコオリンピック代表選手来日時の通訳ボランティアとしてお手伝いをさせていただいたりという場面です。

 両場面とも、皆さん全員が英語を使って交流すると言う訳ではなかったため、モンゴル語チェコ語のほかの通訳者さんを主体に介して交流していました(チェコ語通訳ボランティアに関しては、英語を使う場面でのみ私も通訳をしていました)。
 その時のもどかしさ、悔しさといったらもう、たまりませんでした(笑)

 英語が喋れればどうにかなる、なんていう私の偏った固定観念が壊された経験でしたね。
 そこからなるべく色々な言語に触れたい、できれば喋れるようになりたいと思うようになりました。ですが、世界中の全言語を操るというのは私の脳みそが機械化でもしない限りほぼ不可能な話です(あまり「できない」という言葉は使いたくないので笑)。
 そこで考えました、まずは世界一話者数の多い「中国語」をある程度話せるようになれば、もっと多くの人を繋げられるのではないか?と。

 これが中国留学を決めた一番大きな理由です。あとは、やはり英語通訳者の需要はかなり飽和状態なので、ほかにも武器があれば活躍の機会が多くなるのでは?!といったことも関連しています。



 さあ私のバックグラウンドを簡単に紹介したところで、メインの「中国生活」について紹介したいと思います。

AIRI in China

 いままでの二週間、これをぎゅっと一言にまとめると「なぬ、聞いてた話と違うぞ」です。私のInstagramを見てくださった方はもうご存知かと思いますが、もうびっくり驚きの連続でした。
 大学が寮をアレンジしてくれる?寮は最大二人部屋?大学内に住める?中国語のプレースメントテストがある??って言ってなかったっけ???
 実際は、寮は自分たちで探して、しかも学外になってしまいました(笑)

 三人部屋です(二人とも最高の同屋 tong wu ルームメイトなんですがね👍)
歩いて20分ぐらいかな?結構遠めです。日本にいた時動いてなさ過ぎたので、今となってはいい運動です。
 寮内も最初は結構荒れていました(笑)初日早々、一年もやっていけるんだろうかとかなり衝撃だったことを鮮明に覚えています。けど三人で一日かけて掃除しました、快適です。

 あとはプレースメントテスト、ここが大変でした。私実は(わがままですが)英語力を落としたくないという一身上の都合から、「中国語学部(実際の名前とは違いますが都合上)」ではなくて「英語学部(前に同じ)」に所属しているんです。そう、中国に中国語と英語両方を勉強しに来たのです。

 しかし!英語学部の生徒に中国語プレースメントテストを受ける権利は与えられていませんでした。

 中国に来たのに中国語勉強できない?!

 まあ今考えたら当たり前なのかもしれませんが、当時日本で調べていた時は「留学生は中国語のプレースメントテストを受けて授業に参加しますよ」と書いていたつもりだったので、留学生は全員自動的に中国語の授業に参加できるものだと思っていました。

 しかも普通は留学生みんな中国語学部にいるので、到着後は手続きの流れに従っていけば無事に授業を始められるのですが、私一人例外だったため、授業登録などはすべて自分で行わなければなりませんでした。
 自業自得なのですが、来たばっかり、中国語話せない聞き取れない人には結構こたえました。

 しっかり確認することが大事ですね(笑)

 そして無事英語学部の授業を選択し終わったのですが、なんと(もともと所属している大学によりますが)、学部をまたいで中国語をとることが可能だと耳にしました。そこで急遽留学生センターへ行き、その時の状況と事情、そして私の日本の大学ではそれが可能なのかをつたない中国語で伝えました。
 
 留学生も多くて授業登録も始まっている今のこのハイパー忙しい時期になんだこの学生は、と思われたこと間違いなしなのですが、留学生センターのスタッフの方(中国では基本的に老师lao shi(先生)と呼びます)が一生懸命調べてくれました(泣)忙しいのに本当に申し訳ない&ありがたい...

すると!私も中国語の授業をとれることが判明!!!

 そこで次は中国語学部の学部棟事務室へ!!事情を説明するとプレースメントテストを受けることができました。先生みんなやさしいです...(泣)
 ということで、無事北京で中国語と英語を学ぶという計画を実行しています。

 本当は中国に来てからビックリしたかったこともまとめて書きたかったんですが、長くなりそうなのでまた今度。
 次はあげるあげる詐欺にならないように頑張ります笑
 
皆さんも海外旅行、留学など行くときはくれぐれも「覚悟」していきましょう!笑
私みたいに予想が全部ひっくり返るかもしれません!!

一会儿见!